おはようございます。
私は、ハウツー本から当事者研究の本までいろいろと自閉症関連の本をよく読むのですが特におすすめしたい本はやっぱり当時者の東田直樹さんのご著書です。
言葉にできない想いを抱えている人へ
東田直樹さんの「跳びはねる思考 会話のできない自閉症の僕が考えていること」についてご紹介いたします。
1 東田直樹さんについて
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『跳びはねる思考 会話のできない自閉症者の僕が考えていること』について
日々の雑感を綴ったエッセイ集で、短い話が多く全体としてとても読みやすい本です。
本書の前書きにはこんな言葉が綴られています。
東田さんの文章の素敵なところは何といっても、表現がみずみずしいところ。
すごく繊細に、生きた心地を掬っているのが伝わってきて、読んでいるこちらまで、気持ちが解放されるような感覚があります。
「思いを巡らす」という言葉通り、自閉症の障害特性のことから、家族のこと、特別支援学級・普通学級でのこと、著作について、趣味について、と幅広く綴られています。
章ごとに挿入されているインタビュー記事も大変魅力的です。
本書で私が好きなお話は「涙」というエッセイ。
東田さんが泣いても泣いても泣けてくるとき、自分の言葉が誰にも届かないと孤独の中にいたときのことが丁寧に綴られています。
本書の読後は、いつも「自分は一人ではない」と思えます。
それはこうして言葉にできないとされてきた言葉を懸命に綴り発信してくれる存在がいるからこそなのだと思います。
気持ちが苦しくなったとき、傍に置いておきたい本です。
是非読んでみてくださいね('ω')
読んでいただきありがとうございました。
今日も無理せず頑張りましょう!
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